学校

高校を進級できないことになったら留年するか転校するかの選択です。


進学校で留年するということは、相当な根性が必要です。

本当は勉強できるけど、入院していたとか、なにかしらの事情があった場合は別として、普通に学校行ってるのに、気持ちが勉強についていけなくて単位を落としてしまっている場合、留年しても無理でしょ?、、ってことで、ウチの子は転校に決まりました。

学校の毎日の課題があまりにも難しく莫大で、ペースも早く、とにかくついていけなかったウチの子は、先生も「もしも留年してもう一回2年生やって、次がちゃんと3年に上がれればいいけど、上がれなかったらえらいことですから、転校をすすめます。」と言われて、留年するかどうか迷うことなく、すんなり転校することが決まりました。

進級できなくて転校する場合は好きな学校は選べません。

基本、学校には定員というのがあるので、その定員に空きのある学校があればテストを受けて合格すればそこへ入ることができます。

しかし、欠員の募集が出ていて、この学校なら行ってもいいかな?と思っても、そのテストに合格しないと入学できないので、元の学校で単位を落としてしまっているような場合、少し下のランクの学校であってもまずテストには受からないだろうということです。

なのでウチの場合は単位制、通信制の学校に行くことになりました。

調べるといくつかありました、単位制、通信制の学校。

公立もありますし、学校法人の私立もありました。

元々ずっと公立の学校に通って来たので、担任からは公立をすすめられました。

ウチの子が単位を落としたので進級できません、と宣告されて呼び出されたとき、同時に7名がどこかの部屋で同じような宣告を受けていたそうで、ウチの子を含めた3名が同じ単位制の学校に転校することになりました。

単位制の学校ってこんなところでした。

まず、今まで行っていた学校で単位を落としてはいるけれど、履修はしているので、単位制の学校では単位が取れているとみなされたので、残りの3年生で取らないといけない単位数を取るためにその学校へ行くことになったのです。

体育は3年生の分をやらないといけないので、体育は必須です。あとは、ペン習字とか、映画鑑賞とか、、、「は?なにそれ?」っていう科目があるんですけど、いわゆる5教科は単位が足りていたので、学校へ行くためにそういう科目でも良かったみたいで、、、、でも、受験を考えていたから、普通に英語とか取ってましたね。

このときに、親としては、今までの難しい勉強を強いられるところで勉強するより、むしろゆるゆるの学校へきて、あなたは大学受験の受験勉強に時間を取ることができるじゃないか!と、逆に喜びましたよ、私。

しかし、、、そんなに甘いもんじゃなかった。

好きだった学校を転校しなくちゃいけなくて、メンタル弱ってたんでしょうね。

私が思うほど、ウチの子はタフではなかった。

去って行きたくて去ったわけではなくて、まぁ、元を正せば自分がしっかり勉強しないから去らなければならなかったわけですが、そこはまだまだ未熟な10代ですから、気持ちが切り替えられませんでした。

結局、受験勉強なんかできないわけです。

自分で勉強は無理でしょうから、個別の塾へ行きました。

その塾では、授業は決まったときしかないけど、勉強するのに毎日自習室を使っていいから、とにかくちゃんと勉強する習慣をつけましょう、、と。

いい塾でしたよ、先生も親身になってくれましたし、建物も綺麗でしたしね。

でも、そう思ったのは親である私だけーーー。

我が子の心のシャッターは下りたままでした。

結局、大学受験はしましたが、もちろん全滅です。

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