健康のこと

細菌とウィルスが引き起こす食中毒。






ウィルス性胃腸炎って、、なに?

おなかが痛くなって、嘔吐や下痢が始まって、

それはそれはつらい目にあったことが

誰でもたいてい一度はあると思います。

内科で診てもらうと、

「胃腸炎ですね」とか

「ウィルス性胃腸炎ですね」とか

「おなかの風邪ですね」とか

言われます。

症状が落ち着かず、嘔吐が止まらないとか、

そういう場合以外はあまり検査って行わないんですよね。

「ウィルス性」と言ったものの、

なんのウィルスなのか、

一般的にはあまり重要ではないようです。

ウイルスの検査は検便によって判定されます。

ウィルス性の胃腸炎の場合、

原因がどのウィルスであろうと、特効薬はなく、

そのウィルスを早く体内から出してしまうことが先決なので、

下痢止めは処方されない方が多いですし、

整腸剤を出してもらえる程度です。

ただ、便や嘔吐物から感染していくので、

他の人に移していかないように気を付けないといけません。

ウィルスの中で有名なのがノロウィルスです。

二次感染を引き起こしやすいやっかいなウィルスです。

二次感染を引き起こさないための予防

ウィルスによっておこる食中毒は、

ウィルスに汚染された食品を摂取することで発生します。

または、嘔吐物や便などからの空気感染です。

ウィルスを取り込んだことで胃腸炎となり、

下痢や嘔吐の症状が現れます。

こういった二次感染を起こさないためには、

消毒です。

消毒はアルコールではなく、塩素系です!

ノロウィルスに感染している人は、

調理をしてはいけません。

感染している人の手指や器具等を介して

食品が汚染されてしまうからです。

嘔吐物、便等からも感染するので、

それらの処理が必要となった場合は、

必ず塩素系の消毒薬で消毒します。

塩素系の消毒薬は、家庭では台所用漂白剤です。

50倍から250倍に薄めて使います。

手洗いと消毒は念入りに行います。

手洗いは、石鹸を手に付けてサササ、、と

洗うだけでは全然洗えていないと言っても過言ではありません。

手洗いしたつもりでもしっかり洗えていない箇所は、

手の甲、指先、指の間、親指の周り、手のしわ等が

汚れの残りやすい部分です。

手洗いは、石鹸をつけて指先、手の甲、

手首などにも気を付けてしっかり洗い、

水で洗い流してから、もう一度石鹸をつけて

同じ動作を繰り返します。

2度の手洗いがかなり効果的とされています。

菌とウィルスって何が違うの?

細菌による食中毒は、食品が細菌に汚染され、

その最近が食品中で食中毒を起こす発症菌量まで

増殖して起こります。

ウィルスによる食中毒は、ウィルスに汚染された食品を

摂取することにより発症します。

菌とウィルスの大きな違いは、菌は食品中で増殖しますが、

ウィルスは食品中で増えることはありません。

取り込むウィルスの量が少なくても発症します。

細菌の食中毒もウィルス性の食中毒も、

しっかりとした手洗いで、かなり二次感染が防げます。

日頃から、調理前、食事前、トイレの後に

手指の洗浄消毒(しっかり2回)を徹底しましょう。

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