映画のこと

ジョン・C・ライリー主演の「ゴールデン・リバー」は西部劇です。


ジョン・C・ライリーとホアキン・フェニックスが兄弟役で主演です。

<あらすじ>

1851年、ゴールドラッシュで沸いていた頃のアメリカのお話しです。提督と呼ばれ、町を牛耳っていたボスの元で殺し屋をやっていた兄のイーライと弟のチャーリーは、シスターズ兄弟と呼ばれる腕のいい殺し屋で有名でした。

そんな二人に来た次の依頼は川の中から金を探す特別な方法を知っているウォームという男を殺すことです。先に連絡係のモリスがウォームの後を追跡し、宿場宿場で殺し屋の二人にメッセージを残すことになっているので、それを元に後を追っていく手はずになっていました。

 

ある宿場町でウォームはモリスに話しかけます。モリスのことを怪しむこともなく話しかけ、ウォームはモリスのことを信頼すら寄せるようになりますが、あるとき、モリスが自分のことを狙っていたことを知り、銃を持ってモリスに突き詰めます。ウォームはこんな殺しあう世の中ではなく、統制がとれて人々がお互いに尊敬しあえる平和な街を作りたいという夢を実現したいと思っています。この夢のある話にモリスは乗ることにし、シスターズ兄弟から逃げることにします。

とうとうサンフランシスコまで到着したシスターズ兄弟は、ウォームとモリスに追いつきます。

シスターズ兄弟はなぜ殺し屋なのか。

西部劇の時代って、ガンマンと呼ばれる殺し屋の仕事をしている人が現れます。指名手配の人を探し出し、賞金目当てに人を殺すわけですが、今回のシスターズ兄弟に関しては、なぜ殺し屋をやっているのか、というところも描かれています。

この時代は日本でもお父さんは怖い存在です。アメリカでも同じで、父と呼ばれる人は家庭の中では絶対的な存在で、父が気に入らないと暴力を奮い、家族を力で支配していることが珍しくないことでした。

シスターズ兄弟のお父さんも、この兄弟たちに暴力を奮うのは当たり前で、父も人を殺し、死体を斧で切ったりしていて、それを彼らは当たり前のように目にしていたのです。

子どもの頃からそういうことを見て来たので、自分たちは人を殺すことは平気だ、という理由です。

昔に作られた西部劇ではこういう部分は描かれませんが、今回はそいういうところもちらほら出てきます。

化学の知識で川の中の金を一気にすくい上げます。

提督がウォームを探していたのは、彼は化学者であり、その化学の知識で金を早く探し出す方法を知っているらしい、、ということでウォームを捕まえ、その方法を聞き出すことが目的でした。

ウォームを追っていた連絡係のモリスがウォームの新しい街づくりの話に感銘を受け、ウォームの方にすっかり寝返ってしまいます。そのあとを追っていたシスターズ兄弟も魅力的で夢のあるウォームの話に乗ってしまいます。

4人で金を川から救いあげるのに、液体を川に流し入れ、その液体によって金が化学反応を起こして光り始めます。その光をたよりに一気に金を救うわけです。

先にウォームから注意があります。痛みを感じたらすぐに川からあがって、からだを拭くように注意をします。それだけ劇薬だったということなんでしょうけど、、、川が光り始めてみんなで金をすくい始めるんですが、その劇薬をチャーリーが勝手に追加で流そうとし、川に流しいれたところで、自分も川に落ちてしまうという事故が起こります。

この事故で結局、ウォームとモリスが命を落としてしまいます。

主演がジョン・C・ライリーってなかなか珍しいですよ ね。

そもそもジョン・C・ライリーって準主役とかの位置づけで活躍する俳優さんですよね。

全くもってイケメンではないし、弟役がホアキン・フェニックスでまぁかろうじて主役級の人ですが、、、それよりも、重要な役でありながら途中で死んでしまうジェイク・ギレンホール。。え?死ぬの??って思ってしまいました(笑)

だいたいいい人の役が多い役者さんですが、殺し屋ではありますが、やっぱりいい人でした。それにめっちゃ腕利きの殺し屋で、強い、強い!

普段準主役が多い俳優さんですが、全然物足りなさを感じさせないのは、演技力なんでしょうね。さすがです。

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