映画のこと

チェ・ゲバラの映画はモーターサイクル・ダイアリーズ


チェ・ゲバラは医師をめざす学生でした。

『モーターサイクル・ダイアリーズ』

主演 ガエル・ガルシア・ベルナル

製作総指揮 ロバート・レッドフォード

 

タイトルだけ見ると、バイクで旅に出て、そこで起きた珍道中みたいなお話を想像してしまいますが、半分合ってて、半分は、ゲバラがこの旅を通じて南米の社会の不均衡という現実を目の当たりにして、誠実であるがために見過ごすことができないきっかけとなった『モーターサイクル南米旅行日記』を映画化したものです。

この映画は、キューバの革命家のチェ・ゲバラの医大生だったときのお話です。
私は、チェ・ゲバラが革命家であることは知ってましたが、それ以上の知識は持ってませんでした・・・。
でも、キューバの革命家と言われたら、なんとなく『あ~~』みたいな・・・。
前にジョニー・デップが少しだけ出演している『夜になる前に』という映画を観たんですが、それがまさしくキューバの革命の時期のお話で、
この映画を観たとき、世の中私の知らないことがいっぱい~~、とあまりの無知に悲しくなった思い出があります・・・。

映画って、色んな知らなかった歴史や事件を知ることができて、本当に面白いです。

 

モーターサイクル・ダイアリーズのあらすじ

1953年~のキューバ革命の指揮者の一人であったゲバラがまだ革命家として活動を始めるよりももう少しまえの、1951年ゲバラがまだ医師を目指して勉強していた医大生だった頃です。

若かったゲバラは友人のアルベルトと二人で南米大陸縦断の旅に出かけます。


アルベルトのバイクに荷物をドッサリ乗せ、その一台で2人乗りで旅を始めます。
半年かかって旅をするのですが、最初は本当にただの旅です。

2人でケンカしたり、出会った女性とのロマンスがあったり、、、ただ、ゲバラは喘息がひどく、何度か苦しい発作に見舞われながら旅を続けます。

アルゼンチンからチリ、ペルーと旅を続けていて、
マチュピチュでインカ帝国の遺跡を見たり、
その地域で暮らす人々が貧困に悩んでいることを知るのですが、
そのあたりから、色々とゲバラの考えに変化がみられます。

最後のところはハンセン病の集落にやってきます。
医大生である彼は元々ハンセン病を勉強していたので、
大学の先生からの口添えで彼らはしばらくそこでやっかいになるのですが、
そこでもまた差別的なものに心を動かされます。

ハンセン病は伝染しないのに、手袋を着用する規則があったり、
患者と、医者や看護士が暮らす場所は間に大きな川があって、
明らかに患者を隔離していたり・・・。

日本でも樹木希林がハンセン病患者を演じたすばらしい映画がありました。「あん」です。

「あん」では樹木希林が演じる徳江さんが本当におちゃめで可愛いおばあちゃんなんですが、ハンセン病であったために施設で暮らし、外の世界でも自分が役に立つことはないのか?そんなささやかな夢を持った一人のおばあちゃんと売れないどら焼き屋の主人とのお話しなのですが、この映画も本当にいい映画でした。

見た目で差別され続け、患者ばかりを一つの集落に集められて子どもを産むことも許されず、人目につかないところで生活しているのです。
モーターサイクル・ダイアリーズのお話はそこの村を最後に旅を終えるのですが、「この旅で、自分は以前と何かが変わった」というメッセージで終わります。

 

チェ・ゲバラは平和や平等を望んだ革命家です。

1950年代~60年代の南米は情勢が不安定で、独裁政治や革命軍、反抗勢力など色んな所で衝突が繰り返されとにかく不安定でした。

ゲバラは、フィデル・カストロと共に1959年にキューバ革命を達成し、キューバの社会主義国家となる第一歩の礎を作りました。

「モーターサイクル・ダイアリーズ」では、ゲバラの革命家となるきっかけの旅を描いています。

ゲバラがフィデル・カストロと出会ってキューバ革命を成し遂げる映画

「チェ 28歳の革命」

キューバ革命後キューバを去ってからボリビアで革命がうまく行かず、処刑されるまでを描いた映画

「チェ 39歳 別れの手紙」

この2本はベニチオ・デルトロがゲバラを演じています。

また日本が製作した「エルネスト もう一人のゲバラ」という作品もあります。

これはオダギリジョーが主演でゲバラが広島を訪れて献花したときのことが描いてあります。

書籍も色々出版されてますし、ゲバラって魅力のある指導者ですね。

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