キャスト>ハビエル・バルデム、ジョヴァンナ・メッツォジョルノ、ベンジャミン・ブラット
監督>マイク・ニューウェル
ハビエル・バルデム主演「コレラの時代の愛」のあらすじ
1800年代後半~1900年代前半のコロンビアのお話。
男は待ち続けた、51年と9ヶ月と4日、、、、。
電報配達員をしていた男は、電報を届けに行った商人の家の娘に一目惚れをします。
家に帰るなり長い長いラブレターを書き、バイオリンを弾き、落ち着かない日々を過ごします。
ある日、一目惚れをしたフェルミナに手紙を渡すことができ、二人は恋に落ちます。
しかし彼女の父は、娘を金持ちの家に嫁がせることだけを楽しみに育ててきたので、二人のことには反対し、無理矢理二人の仲を引き裂きます。
男は彼女のために貞節を誓い、手紙のやりとりだけで交際が続きます。
何年か経って、フェルミナは医者と結婚することが決まります。
偶然に街で男とフェルミナは出会いますが、数年ぶりに彼に会った彼女は、
彼にはっきりと別れを告げますが、直接別れを宣告されても諦めることができない男は、ただただフェルミナを待つことにします。
フェルミナに貞節を誓った彼でしたが、突然の事故のような出来事をきっかけに次から次へと女性と関係を持ち、なんと622人と関係します。
そして、51年9ヶ月4日目の彼女の夫の葬式の日に、やっと堂々とフェルミナと再会することができます。
ハビエル・バルデムの演技は「コロナの時代の愛」でも光ってます
この映画は、予告を観て、『観たいぃぃ~~!』と思って楽しみにしとりました。
主演がハビエル・バルデムですから、見応えあるに決まってるぅぅ~~。。と思ってましたし、
一目ぼれした一人の女性を51年も待ち続けるんですよ!そんじょそこらのストーカーとは比べものになりませんよ!
きっとキモォ~~イ男の話に決まってるわ!!
と、思ってたんですが、ちょっと想像してたキモさ加減とは違いました。
でも、最初はちょっとキモいです。
一目惚れの仕方が尋常じゃないですから、、、。
それに男と母の関係がなんだか密で、ちょっとそこらも気持ち悪かったり、、、。
フェルミナと一緒になれないことになって、貞節を守りきれなかったアクシデント?や、その後の彼のハジケようったら、ちょっと笑いは漏れるし、おもしろいです、、、。
もっとジメジメした作品なのかと思ってたら、案外サラッと楽しくて、
男も、51年も想い続けているわりには、ちゃっかり普通の人以上に女遊びしまくってたり、、、。
なんせこういう映画ですから、女性のハダカも何人か出てくるんですが、
フェルミナのハダカは驚きですよ。
彼女は若いときからお婆さんになるまで、一人で演じているんですが、
若い頃にもハダカになって、お婆さんになってもハダカになるんですけど、
たぶんお婆さんのときのハダカは誰かのからだに、彼女の顔を合成してるんだと思いますが、そりゃもうビックリ!
スクリーンで観るからにはとっても自然に合成されてて、『えっ?なんで??』ってそっちが気になるくらい、
うまいことお婆さんになってました。
今の技術ってスゴイわねぇ~~。。。
この映画は大人向けの映画ですね。
ハビエル・バルデムの出演作
「夜になる前に」
「海を飛ぶ夢」
「コラテラル」
「ノーカントリー」
「BIUTIFURUビューティフル」
「007スカイフォール」
「パオレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」
「誰もがそれを知っている」
等々、色んな受賞作も多くて、とにかくイメージは重厚で不気味でこれほど異彩という言葉が似あう俳優がいるかしら?って思うほど個性的な人ですね。
それだけにハズレる作品はまぁないですね。
見るのをどうしようか迷った作品にハビエル・バルデムが出演していたら、まず見ても損はない気がします。