ガーデニング

オリーブとユーカリの挿し木に挑戦しました。


庭の花壇をやり替えて、植木屋さんに2メートル弱のオリーブの木を3本植えてもらいました。

その後は全部自分で自己流でガーデニングを始めました。

しかし、思っていたよりもガーデニングは難しい、、、、。

まだその難しさに出会う前のやる気しかなかった6月に、オリーブとユーカリの挿し木をやってみました。

オリーブとユーカリの挿し木は梅雨時がいいそうです。

まず最初に花壇にオリーブを植えてもらって、前にあった木を全部抜いてやり直しての作業だったので、「土はそんなに悪くないよ」と植木屋さんはおっしゃってたので、植えたい苗をあいたところに植えたらそれでいいんだろう、、、と思っていくつか適当に苗を植えてました。

YouTubeの配信や、ガーデニングのサイトを色々見てると、どうやらそんな適当なものではダメらしく、土の状態や肥料や薬や日当たりや水やりや、、、とにかく奥が深い!

そんな色んなデリケートな問題がたくさんある中で、植物は挿し木で増やすことができるという動画を見つけ、オリーブとユーカリを挿し木してみることにしました。

ユーカリは私が好きな植物で、ユーカリのグニーを植木鉢で育てています。

オリーブは地植えでもいいけど、ユーカリは成長が早いから地植えにだけはしない方がいいと聞いていたので、こちらは植木鉢で育てています。

まず、挿し木をする時期は6月頃、梅雨時が挿し木には適しているそうです。

春は朝晩の温度差があったり、気温が安定していないということが大きいようで、一日の温度差の少ない蒸し暑いくらいの梅雨時挿し木をするにはいいみたいです。

挿し木に使う枝も新芽が出ている元気な枝を使うので、どんどん成長しようとしているまさにいい時期なのです。

YouTubeで挿し木の動画を探すといくつかやり方があって、どれが必ずしも正解というわけではないんようで、上手く発根すればそれが成功なわけで、何度かの失敗はむしろ経験するべきなようですね。

植物を育てている環境の個人差がたぶんすごくありますし、日本列島の気温や湿度、住んでいる家の日当たりや生活環境など、色々ですもんね。

そんな中で共通して挿し木に適した時期が6月頃です。

オリーブやユーカリの挿し木には赤玉土を使います。

苗を植えたり種をまいたりするなら「お花がよく咲く」とか書いてる園芸用の土がいいんですが、なんと挿し木には園芸用の肥料がまぜてある土はダメで、赤玉土でなきゃダメです!

枝を切って挿して、発根を促すんですから、さぞかし栄養がほしいだろう、、、と思いますがむしろ逆で、なんの栄養もないまっさらな赤玉土でないと発根しないそうです。

発根しないというよりも枯れちゃうみたいですね。

それと挿し木をさしておく植木鉢も小さい苗用の黒いビニール製のポットや、ペットボトルの下の部分を切って使ったり、小さい植木鉢や、とにかく土の量が多すぎない容器が必要です。

赤玉土で挿し木をして、発根するまでに数カ月かかるんですが、発根してから園芸用の土で植木鉢に植え替えるので、挿し木用の容器には気合をいれなくていいです。

用意した容器に赤玉土を入れて、水でサーっと湿らせます。

そこへ用意した挿し穂を挿して行くんですが、何本か挿し穂を用意した方がいいので(発根に至らないことも多いので、多めに用意します。)一つの容器に数本挿すイメージで。

オリーブとユーカリの挿し木用の挿し穂を用意します。

挿し木に使うのは枝の先から15cmほどを切って、それを使います。

何本か切ってきたら、切り口を斜めにカットして(水分を多く取りやすいように断面を斜めにカットです。)

メネデールを薄めた水に1時間ほど浸けておきます。

メネデールとは肥料とは違って、活力剤なんですが、切り花を長持ちさせる、、、とかそういう作用のあるものです。やはりこれにつけてやった方がいいんじゃないですかね、、、それに植え付けしてからもメネデール液は植木にあげたりしますし、あってもいいものなので、もしないならこれを機会に買っちゃいましょう。

1時間ほどメネデール液にさしたあとは、挿し穂の成形です。

先端から2節めでチョッキンと切って2節めの葉っぱが先っちょになりましたが、それは光合成する用に枝についたままで、その下の葉っぱは全部切ってしまいます。

細い枝に2枚の葉っぱだけの状態になったら、いよいよ土に挿していきます。

残った2枚の葉っぱがそのままだと、葉っぱに栄養を持って行かれちゃうから、半分に切ってもOKなんですが、私は両方やってみました。

葉っぱを半分にカットしたのと、カットせずにそのままのものの2パターンです。

赤玉土に細い枝を挿そうと思うと、折れそうでささりにくので、箸など先端の細いもので土に穴をあけてそこに挿してあげます。

全部挿し終わったら、もう一度水をサーっとあげて終わりです。

ユーカリはだいたい1カ月で発根しますし、あんまり失敗はないんですが、オリーブは発根率が悪いし、発根に時間がかかります。だいたい3~4カ月はかかります。

オリーブとユーカリの挿し木の管理の方法

挿し木した挿し穂は根もないし、とってもデリケートな状態なので、直射日光はダメです。

明るい日陰が理想で、適した場所が外にはない場合は家の中のカーテン越しの窓辺あたりがいいんじゃないでしょうか。

赤玉土は土といっても粒子が荒いですし、普通の土よりも水はけがいいので、この時期はほぼ毎日お水を上げた方がいいです。

水やりを忘れて土がカラカラに乾いてしまうとすぐダメになるそうです。

ユーカリは1カ月過ぎた頃から新芽が出てきていたので、これを見つけたときはうれしかったですねぇ~。

やっぱり、育てている以上、成果が見えてこそ感動がありますよね。

しかし、簡単に芽や根を出してくれるユーカリと違って、オリーブはなかなか手ごわいです。

オリーブの挿し木をしたポットを毎日見ていても、さほどの変化は見られませんし、むしろ、これは失敗してるな、、、と思われる、葉っぱが枯れて来てるものがいくつか出て来て、10数本挿していた挿し木のうちの半分くらいは2ヶ月後には脱落していました。

これは発根してるんじゃないか!と思えた3カ月後には、元気そうにしていた7本の挿し木のうちの4本だけが発根していました。

元気そうにしているのに、発根しているものと発根していないものがあるんですよね。

この根のないオリーブはもう一度挿しておいたら根が出るんでしょうかね?

そこは追跡するのはやめまして、発根していた4本だけを培養土に植え替えました。

根が出たと言っても、まだまだヒヨッコなので、小さな植木鉢に2本ずつ一緒に植えました。

挿し木して発根するまでは、直射日光には当たらない明るい場所で生育していたんですが、土に植え替えたからと言って、いきなりお日様に当てるのもちょっとキツイ感じがするので、10日ほどは元の場所に置くことにしました。

その後は、もうお外デビューで、日当たりのいい場所で普通に育てています。

しかし、元気に育っているとはいえ、まだまだ小さいですが、挿し木にするときに葉っぱを半分に切ったものと、切ってないものの2種類で挿し木をしたわけですが、明らかな違いがありまして、

葉っぱを半分に切った方は、新しい葉っぱが出て来ています。

葉っぱを切らずにそのままの方は、元気ですがは新しい葉っぱはまだ出てきません。

ただの偶然かもしれないですが、なんだか不思議、、、。

そもそも挿し木するときに葉っぱを半分に切るのは、栄養を葉っぱが持って行ってしまうから、、、っていうのが理由みたいですが、発根は葉っぱがそのままでも問題なかったですね、私の場合。

挿し木を植え替えたその後

ユーカリは植え替えて3カ月ほど経ちました。

ユーカリは6本挿し木して、全部発根して、全部同じ植木鉢に植え替えました。

みんな新芽を出して可愛かったんですが、他の植木に液肥をあげるときに、少しユーカリにもあげたのがダメだったみたいで、4本が枯れてしまいまして、今は2本だけが元気にがんばってます。

そうです、まだまだデリケートな弱々しいときに肥料は絶対にあげたらダメなのです。

ガーデニング初心者の私は、肥料のあげ方もよくわかってなくて、元気づけるために良かれと思って肥料をあげたら、それがアダとなってしまいまして枯らしてしまったわけです。

普通に苗を買ってきてそれを植え替えるときも、根っこから離れた下の方の土に元肥をまぜるけど、土の上から肥料を与えるのは1カ月ほど経ってからみたいで、どうやら植物には肥料をあげるタイミングというのがあるようです。

これがなかなか難しい、、、。

今は残った2本のユーカリは元気にしてますよ。

でも今は11月なので、これからの寒い冬を元気に越してこれると信じていますが、ちょっと大事に見守らないと、、、、って感じですね。

オリーブは植え替えてまだ1カ月ほどなので、変化はないですが、葉っぱは元気にしてますし、なるべく日向にだして日光浴させてます。

植物を苗で買って来て育てるのももちろん楽しいですが、挿し木して育てると可愛さ倍増ですね。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう