あべのハルカスで働く私がオススメします。展望台の楽しみ方とわかりやすい行き方。
大阪の街を一望できる地上300mのビル、あべのハルカス。
展望台から眺める大阪の景色は、大阪に住む私にも色んな発見があって面白いです。
あべのハルカスは天王寺という場所に建っています。京都のように今でも観光客がたくさん訪れるような寺社は少ないですが、それでも大阪城から南側は寺町であったわけで、その輪郭が今も伺えます。
また西の方を見れば海が見えます。近いというわけではないですが、たしかに海が見えますし、その向こうに淡路島、四国、と天気が良ければ遠くに見えることもあります。
展望台をぐるりと歩けば、大阪の全容が見渡せます。
私がおすすめは夕方くらいから日没にかけての時間帯、それも春か秋です。
四天王寺の夕陽丘という地名は夕日が綺麗に見えるということからつけられた地名だということなので、夕陽丘から西の方を見れば夕日が綺麗に見えるのです。
その夕陽丘はハルカスのすぐ近くなので、ハルカスから眺める夕日はとてもきれいです。
それに空気が澄んでいる日を選ぶことができるなら、空気の澄んでいる秋の夕方、これが私の最もおすすめの展望台日和です。
空気が澄んでいるかどうかの目安は、東の方(天王寺ミオとハルカスの間のあびこ筋)に見える山がくっきり見えているかどうかがわかりやすいです。
まだ明るい4時頃から展望台に上って、ぐるりとゆっくり大阪の街を見下ろし、そして日没の近づく5時頃から太陽が沈む6時くらいまでをまったりと過ごす、、なかなかセンチメンタルな時間が過ごせますよ。
あべのハルカスは近鉄百貨店、オフィスフロア、クリニックフロア、美術館、と展望台以外の施設が色々あるので、エレベーターが少々わかりにくかったりします。
基本的にはどのエレベーターを使っても、最終的には最上階の展望台まで行きつくことはできるんですが、近鉄百貨店の中へ入ってしまうと少々面倒です。
なので、まず展望台や美術館へ行きたい場合は、専用エレベーターで行くのがシンプルでわかりやすいです。
専用エレベーターは地下1階か2階です。
地下1階のエレベーターはこちら。
以前は2階にあった入場券売り場で先に券を購入しないと展望台に行くことはできなかったのですが、今は16階の展望台入り口が入場券売り場となっているので、そのまま16階を目指してください。
この専用エレベーターは近鉄百貨店のすぐ外にあるので、くれぐれも百貨店の中に入らないように気を付けてください。
2階のエレベーターはこちら。
16階に着いたら進行方向のまま真っすぐ進んでエレベーターを目指してはダメです。それはオフィス用のエレベーターです。左に曲がって受付を探してください。
床にブルーで指示がされている通り右に進んでください。
入場券を買って、初めて、展望台専用のエレベーターに乗ることができます。16階から一気に58階まで上がりますから、ちょっとワクワクしますよ。
あべのハルカスに初めて来た人にはどうもこのエレベーターの事情がわかりにくいことが多いようです。
特に、最初のエレベーターを近鉄百貨店の中のエレベーターに乗ってしまって、14階までしか行かないことに動き出してから気づき、焦っておられる方がたまにおられます。
この近鉄百貨店の中のエレベーターに乗っても14階からエスカーレーターに乗り替えて16階まで行けるんですけど、、、百貨店のエレベーターを使うと途中で色んな階に停まりますし、エレベーターを1回乗り換えるだけで行ける行き方の方がシンプルで時短ですもんね。
わざわざ展望台に来られたなら、ぜひ美術館にも足を運んでみてください。
かなり広い美術館ですし、人気の作家の展示のときは結構な混雑なのですが、それだけに美術館も力を入れているようで、いい美術館だと思います。あまり美術館に行ったことがない人もこれを機会にぜひ一度行ってみてください。
そしてもうあとはエスカレーターで下りて、レストランフロアでお食事を楽しんでください。