最近ニュースで耳にする「ドンファン」。「ドンファンって何?」って思って検索した人も多いと思います。wikipediaによると、17世紀の伝説上の人物で、ドン・ファン・テノーリオ(Don Juan Tenorio)のことで、プレイボーイの代名詞として使われる。
貴族でありプレイボーイのドン・ファンが貴族の娘を誘惑し、その父親のドン・フェルナンドを殺します。その後墓場にあるフェルナンドの石像を宴会に招待したところ、本当に石像の姿をした幽霊として現れ、大混乱となり、ドン・ファンは石像に地獄に引き込まれる。
とwikipediaには説明として書いてありました。
いわゆるプレイボーイをドン・ファンと称するみたいです。
私がドン・ファンと聞いて思い出したのはかなり昔の映画ですが、ジョニー・デップの『ドン・ファン』です。10年ほど前に『パイレーツ・オブ・カリビアン』を観て、ジョニー・デップにはまりまして、TSUTAYAに行ってはジョニーの映画を探し、見つけてはレンタルし、色んなサイトを検索して情報を集める、、、そんなことをやってた時期がありました。
で、ジョニーがパイレーツをやるもっと前にマーロン・ブランドと共演している作品で『ドン・ファン』があります。
この映画はなかなかの秀作で、飛び降り自殺をしようとしていたイケメンくんが、精神科医に助けられ、そのまま病院でお世話になることになります。その病院で自分の今までのロマンスの話を看護師や主治医にうっとりと話すので、どんどんみんなは彼に魅了されてしまいます。
マーロン・ブランドの他にフェイ・ダナウェイも出てますし、テーマ曲はブライアン・アダムスが歌ってて、このハスキーボイスがまた色っぽくて、この作品をますますおしゃれに引き立ててます。
彼の病名もロマンス病と名付けられ、あまりにも浮世離れしている作品なので、ほのぼのと観ているこちらもうっとりしてくるようで、ジョニーの甘いイケメンぶりをふんだんに生かした作品です。
というのがいわゆる「ドン・ファン」と称されるにふさわしい人ですね。リッチで、女性をうっとりさせて、品のあるイケメンです。なかなかこんな人いませんね。
この作品の数年あとに、ジョニー・デップはまたマーロン・ブランドと共演してるんですが、これは「ドン・ファン」とはまったく違って、ジョニーのルーツでもあるネイティブアメリカンのチェロキー族を描いた作品で、ジョニーが監督、脚本、主演を務めています。「ブレイブ」。
貧しさから抜けられないネイティブアメリカンの彼は貧しさから抜け出すことができない限界を感じていて、ある男からスナッフムービーの出演を依頼されます。断ることもできるのですが、自分さえ犠牲になれば、愛する家族にもう少しましな暮らしをさせてあげられるという希望のもと、スナッフムービーに出演するまでを過ごす一週間を描いた作品です。
これは本当に重たい映画でした。愛する妻とまだ幼い子供を守りたい、もう少し普通に暮らせるようにしてあげたい、、、でも、ネイティブアメリカンであるというだけでこの場所から離れることができない、、、、地域とか人種とか差別とか、、そういうことがテーマですから、重たいんですけど、そこを抜け出すために選んだのがスナッフムービーへの出演って、、、それしかないのかな~~。。スナッフムービーって実際に人を殺すのを撮影するんですよ、、こんなの観たいって変態ですよ。
こういう映画とかね、ドンファンとかね、パイレーツに出るまでのジョニーの出演作品は本当に色々あって魅力的だったのです。パイレーツ・オブ・カリビアンも一作めは良かったんですけどねー。
でも、ジョニー・デップはかっこいいことに変わりはないですよーー。