映画のこと

ブラッドピット出演作品「スリーパーズ」


1996年の作品なので少し古いですが、これは豪華キャストが揃っているにも関わらず秀逸な社会派の作品です。

 

『スリーパーズ』

ブラッド・ピット、ケビン・ベーコン、ロバット・デ・ニーロ、ダスティン・ホフマン、ジェイソン・パトリック

 

監督はバリー・レヴィンソン(グッドモーニングベトナム、レインマン等)

 

「スリーパーズ」のあらすじ

これは、少年犯罪がキッカケのお話です。
仲良し4人組の少年たちは、良い子で毎日を過ごすよりも、イタズラしたり、ちょっとスリリングなことに足を突っ込んだり、いわゆる不良の始まりのようなヤンチャな子どもたちでした。
でも、その彼らを温かく見守り、悪いことを頭ごなしに叱らず、親よりも親密な心の繋がりを持っていたのが、教会の神父です。

この教会の神父がロバート・デ・ニーロ。

そんな4人がある日ほんのイタズラ心からホットドッグの屋台の主人をからかいます。
一人がホットドッグを持って逃げ、あとの3人がその屋台を移動させ、予想以上に重かった屋台を支えきれずに、地下鉄の階段から屋台を落としてしまうのです。
その下には偶然通りかかった男性が・・・。

それからその4人は少年院に。
そこで、看守のノークス(ケビン・ベーコン)を初め、数人の看守に色々なイジメを受けます。
落ちた食べ物を食べろと言われたり、性的虐待を受けたり・・・。
しかし、4人はこんなはずかしい目にあったことを誰にも相談できずに、
心に秘めたまま大人になります。

大人になった彼らは少年院を退所してからも少年院で受けた看守からのイジメを許せないでいました。

 

元少年たちの4人のうちの2人が偶然レストランで元看守のノークスに出会い、ノークスを射殺してしまいます。

残りの元少年の2人は検事補と新聞記者になっています。

同じくノークスに恨みをもっている彼らはこの事件を普通の殺人事件として扱われるわけにはいかず、引き金をひいてしまった二人を無罪にするべく動き始めます。

 

「スリーパーズ」のみどころ

私は終始みどころでしたけど、ストーリーも興味深く面白かったです。

この仲良しの4人の少年たちは普通に存在するであろうヤンチャな少年たちで、ちょっと悪ふざけこそ過ぎているところもありますが、そのやり過ぎなところからの過失で事件となってしまい少年院へ行くことになってしまいます。

考えが未熟であるがために起きてしまった事件で、こんな子いるわけない、、っていう設定じゃないんですよね。その辺が妙にリアリティがあって親目線で見てると胸が痛くなるところでもあります。

そして、彼らを親身に見守る神父、この神父も彼らの救いとなる人物ですが、ただただ諭す神父ではなく、彼らの理解者でもあります。

少年院の看守ノークスを演じたケビン・ベーコン、彼はこういう役、上手ですよねー。卑屈でいじわるで、悪意しかない、、、みたいな役。『激流』でもなかなかの悪い人でしたけど、こういうとことん悪い人、背筋がゾクッとする目つきがホントに怖い、、、。

大人になって検事補となったマイケルを演じたブラッド・ピット、若いブラピは本当にかっこいい(笑)

幼馴染で仲間だった4人が、一緒に罪を犯し少年院へ収監され、出所したあと大人になってどう生きていくのか、、、。過去に縛られずに自分で幸せをつかみ取ろうとしていても、同じ屈辱を受けた仲間の犯してしまった罪を放っておくことはできないしがらみ、、、。

生きていくっていうことは本当にむずかしい、、、。

「スリーパーズ」がいいと思ったらこんな作品もおすすめ

「スリーパーズ」は社会的な作品ですが、こういうちょっと重ための作品って見た後のスッキリ感はなく、ずっしりと胸の奥に考えさせられるものが残りますが、でも、見ごたえはある、、、っていう作品。

「クラッシュ」これは、人種差別がテーマですが、いやぁ~~、なかなかの重たさでしたねー。

監督はポール・ハギス、キャストはサンドラ・ブロック、ドン・チードル、マット・ディロン他

社会派の映画ってテーマは色々ありますけど、この「クラッシュ」はロスで起こるいくつかの出来事がなんとなくどこかでリンクしてるんですが、色んな人が集まる場所で一見普通だけれども実は差別意識が常について回ってるような、、、なんか解決するのはなかなか困難なテーマなんですけど、最後は救われる、、、みたいな。

こういう社会派の作品が好きじゃない人には響かないかも、、、ですが、見たい人にはいい映画の評価が付くであろう作品ですよ。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう