ホアキン・フェニックスの映画・「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」2005年の作品です。
主演 ホアキン・フェニックス
監督 ジェームズ・マンゴールド
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」のあらすじ
1950年代から60年代に活躍したジョニー・キャッシュという
ミュージシャンのお話です。
日本ではあまり馴染みのないミュージシャンのようですが、アメリカでは、
ボブ・ディランにも影響を与えたと言われる、有名な人だそうです。
ロックンロールとカントリー、みたいな、エルヴィス・プレスリーが活躍していた、まさにその頃の音楽です。
ジョニー・キャッシュは、監獄をイメージした歌が多く、服装もステージでは黒です(元は黒にこだわったわけではなかったんですけどね)。
ある日の監獄でのステージに上がる前のシーンから始まるのですが、なかなか迫力あって、掴みはOKてな感じです。
そのあと、彼の幼少期の話になります。
ここはちょっと切ないですよ。
兄が事故で亡くなるのですが、もう、ここはたまりませんよ。
この映画はPG12なんですが、私が思うに、このシーンがPG12なんじゃないのかしら?
かなりリアルに恐かったです、私。
その後大人になって行く彼は、結局この事故のことをずっとひきずっていたようです。
音楽は子どもの頃から好きだったのですが、セールスの仕事をしていたときに、偶然通りかかった録音スタジオに足を止め、仲間と一緒に自分のグループを売り込み、そこからミュージシャンの道が開かれます。
こういう流れを見ていると、やはり自分が導かれるべき道には、いやでも流れていくんだな、と思いましたね。
もうすでに家族を持っていたジョニーは、同じく歌手であるジューンと出会います。
何度も一緒にステージをこなしていくうちに、ジョニーはジューンに惹かれていきます。
しかし、ジューンにも家族があり、そのうえジョニーは、薬に手をだし、いつの間にか中毒になってしまっています。
このあたりから、もうジョニーの人生はグズグズです・・・。
「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」の感想
ジョニー・キャッシュは2004年に亡くなったそうです。
色んなミュージシャンにも影響を与えてる人だそうですが、なんでミュージシャンってのは、薬と仲良しになっちゃうんでしょうね~。
そりゃみんながみんなってわけじゃないですけど、1960年代って麻薬がどんどんアメリカに入っていったせいなのか、映画に普通に出てきますもんね、、麻薬。
それに、特に男性ですね。
まったく、男ってヤツは・・・、と、ジョニーとジューンを見てると思いますが、ジューンは子どもを産んで母になった分、母性もあり、余計に強かったのかもしれないですけど、、、。
でもその分、男は父になっても、父性というのはあまり関係ないんでしょうかね?
若干、途中イライラしましたけど・・・。
家族も持って、音楽の仕事もうまくいくようになっているのに、なかなかそのバランスが上手に保てない。
妻が要求すること、自分のくつろげる場所、また、子どもの頃に兄が亡くなったことからの父との信頼関係、その内面的な彼の心のストレスが、華やかなステージとは対照的です。
この映画、なにかとホアキン・フェニックスは、やや下からあおり気味で撮影されてるせいかもしれないのですが、少し目を伏せた、流し目のような目つきが気持ち悪~と、何度か思ってしまいました。
少し中ダルミを感じなくはなかったですが、なかなか良かったです。
音楽好きな人はいいんじゃないかしら?
ホアキン・フェニックスの他の作品
最近では有名な「Joker(ジョーカー」ですね。
この作品ではアカデミー賞、ゴールデングローブ賞で主演男優賞も受賞してますし、他にもたくさんの賞を取っています。
突然笑いだしてしまうという病気でカウンセリングを受けているアーサーはは母と二人で暮らしていますが、暮らしぶりは貧乏です。コメディアンになってみんなを笑わせたいという夢を持っていますが、うまく行きません。あるとき銃を手にしてしまったことから、アーサーの世界が変貌し攻撃的になっていきます。
ホアキン・フェニックスの名が知られるようになった「グラディエイター」。
主演のラッセル・クロウと対峙するローマ皇帝の役を演じました。
「炎のメモリアル」では消防士を演じ、W主演のジョン・トラボルタもカッコよかった。
「ザ・マスター」ではフィリップ・シーモア・ホフマンとW主演で、こちらでもたくさんの賞を受賞しています。
「ゴールデン・リバー」これはまだ最近の映画ですが、なぜか今さら西部劇で、逆に新鮮でした。
この映画では主演がジョン・C・ライリーで、普段主演になるような役者さんじゃないだけに、なんか「へー」って感じでしたが、面白かった。良かったらこちらは記事を書いてるので読んでいただけると私はうれしいです(笑)
ジョン・C・ライリー主演の「ゴールデン・リバー」は西部劇です。