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アリーとジャクソンのラブストーリーに感動『アリー/スター誕生』


『アリー/スター誕生』素晴らしい歌唱力の二人のラブストーリー。

主演・監督:ブラッドリー・クーパー、主演:レディ・ガガ

なんばパークスシネマ   2018.12.23

<あらすじ>

歌手になりたいと思ってはいるけれど、

オーディションを受けては容姿のことで指摘を受け、

自信をもてないでいるアリー。

アリーはゲイバーで歌を歌わせてもらっていたとき、

偶然客として訪れていた誰もが知っている

ロックスターのジャクソンと出会います。

ジャクソンはアリーのショーを見て彼女の才能に

釘付けとなります。

ジャクソンは、アリーの仕事が終わるのを待ち、

アリーに自分のライブに来て歌ってほしいと

言いますが、アリーは本気にしていません。

翌日、ジャクソンのスタッフがアリーを迎えに来ますが、

アリーは仕事があるからいけないと言います。

一旦仕事に行くのですが、

むかつく上司にまた遅刻をとがめられ、

その場で仕事を辞め、

ジャクソンのライブに行くことにします。

ジャクソンのライブでステージに上がり、

二人で歌って、大成功します。

そこからアリーの人生が変わって行きます。

アリーのスターの道が開けて来るのですが、

大スターであるジャクソンはアルコールを飲み続け、

道端で寝てしまうこともしばしばです。

ジャクソンは実は耳が片方あまり聴こえてなくて、

ずっと耳鳴りもしています。

歌手であるのに聴力が悪く、

また日に日に耳鳴りも激しくなり、

アルコールで怖さをごまかしています。

ジャクソンはアリーをサポートし、

またアリーもジャクソンに絶大なる信頼を

しています。

自然に愛し合うようになった二人は結婚します。

しかし、好調なアリーと落ちていくジャクソンに

自然と隙間ができてしまいます。

アリーはグラミー賞を受賞することになるのですが、

泥酔していたジャクソンは授賞式で

アリーに恥をかかせてしまいます。

ジャクソンはアルコール依存症で更生施設に入ります。

この頃から大スターだったジャクソンは、

いつの間にかアリーの脚をひっぱる存在となっていました。

アリーはスターの道を歩み始め、ジャクソンは生き方を見失います。

<みどころ/感想>

タイトルの通り、アリーはスターとなり、

華々しい暮らしへと変貌するのですが、

その反面、アリーをスターの道へ導いたジャクソンが

どんどん落ちて行くのです。

元々生い立ちが複雑であるジャクソンは、

歌手になるまでは決して恵まれていませんでした。

父親が歳をとってからの子どもであるジャクソンは、

兄が一人いますが、その兄との関係もいい関係とはいえず、

どうやら腹違いっぽい感じです。

子どもの頃に父親から虐待を受けていたような

感じもありますし、

ジャクソンは自殺を試みたこともあります。

しかし、亡くなった父親を慕っていて、

胸の奥の断ち切れない思いに縛られています。

この悲哀の生い立ちのジャクソンこそが

このストーリーの光と影の影を象徴しています。

誰もが知っているロックスターが、

実は聴力を失いかけていてアルコールに溺れ、

坂道を下って行くのとは逆に、

アリーは坂道を駆け足での上がって行くのです。

ジャクソンの愛の深さに感動します。

スターになって行くアリーを見ているジャクソンには

嫉妬はないのです。

むしろ輝いているアリーを応援しているのです。

この関係に胸が熱くなるじゃないですか!

最初から最後までこの二人のラブストーリー

であることは間違いないありません。

アリーもジャクソンのことが一番ですし、

ジャクソンももちろんアリーを心から愛しています。

しかし、愛しているがゆえに悲しいことになるわけですが、

ロックスターであったジャクソンが、

ここまで故郷や親兄弟のことで悩み続け、

聴力のことで歌手の限界を思い知らされ、

もう、、、ジャクソンを見てるのがつらいほどです。

アリーの役を演じきったレディ・ガガも素晴らしいですが、

このジャクソンを演じた

ブラッドリー・クーパーが私の見どころです!

なんせ彼は監督もやってますし、歌ももちろん上手い!

ライブシーンが多いのもいいです!

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